●352　春の歡び　はるのよろこび　〇しらぐもなびく

　表題：春の歡び［春の歓び］
　読み：はるのよろこび

　収録：(A)昭和女子音樂教科書 巻之4 永井幸次,田中銀之助共編 大阪音樂學校樂友會 1929(S.4).4=初/1930(S.5).2=修正再版 ◎[A3-32],Copy=(K82)

　記譜：単声（伴奏なし）　ト長調　6/8

　インチピット：ソ｜ミミミレミ｜ソファレソ｜ドドドシド

　曲：不詳（※「永井幸次作品目録」にれば永井幸次(1874-1965)作曲）
　詞：犬童球渓

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［詞］　※昭和女子音樂教科書 巻之4より

１．白雲（しらぐも）なびくかみ山の櫻は　薄絹（うすきぬ）かくるかみ空の霞は
　　のどかにあけゆく春の日嬉しや　袂（たもと）を連ねて共々遊ばん
　　見よや君菜の花にかろくをどる胡蝶を　きけや君聲妙（たへ）に高く歌ふ雲雀を

２．錦を敷きたる春野の百草（もゝぐさ）　色香を競ひて花咲く八千草
　　靜かに暮れゆく春の日樂しや　燈火（ともしび）かゝげて共々遊ばん
　　見よや君朧月山の嶺にかゝるを　きけや君笛の音の調べ清くひゞくを

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